2010年10月19日火曜日

MADE IN JAPAN


上の写真と同じ物の、追加メーター用のパネルなんですが、
事務所の整理のため、サンプル品をヤフーオークションに出しました、
そしたら、ホームページのアクセス数アップと
詳しい商品説明の問い合わせが多数、もう販売を諦めている物でと、
しかし物を手にするとこれまでのいろんな事が頭をよぎり、
ブログにしました。

 もとの経緯は、レーシングカーしか、仕事にしなかった工場を
ナンバー付き車両でも、サーキット走行では同じ事を考え、
同じ トライ をし、同じ発想でドライビングをするだろうと思った
のが始まりです。
 ナンバー付き、合法のホンダシビックEG6で走行を始めました、
すべてノーマルの車両で、レーシングカーとは、まったくの別物で、
ラップタイムも遅く、逆にノーマルの車はこんな違うと勉強になりました。
そして、コンセプトのドライビングの発想とゆう課題で、
どのようにすればラップタイムは速くなるか考えやってました、
すると、いろんな事が感じてきたんで、その原因を考えるために、
タイヤ温度計、ブレーキローター温度計、そして、この追加メーターが
必要になっていったのが経緯です。
 大森メーターがまだ健在で、室内に邪魔にならぬよう45mmメーターを
オーデイオを外した所に入れ、まず、追加メーター取り付けでした。
でも、走行中に確認できなかったのです。
そこで、ハンドルの輪の中に入れようと、しました、レーシングカーなら、
元のメーターを取りはらい必要なメーターだけを付け
それを見えればいいのですが、
それがストリートナンバー付き車両では、出来ない
ナンバー付き車両で、コラムの上に置くの精一杯でしたね、
 するとスピードメーターは分かりずらくなるし、見た目が雑で
なんか取り付け、取り外すのも容易ではなさそうでした。
 それを見た。エアロパーツ製作屋の社長

「そのコラムカバー外して、パネル作ればいいねん」!

OH!をそれやってみますか!
 それが始まりでこのパネルとの長い長い、戦いと、挫折と
喜びと思いでを作る事ができました。


下のEGシビック用 大森メーター45mmでコラムに収めたはじめの物で
これになるまでも大変だったな~
                                    

はじめに、ウレタンの塊を渡され、それを自分なりにデザインしては、
持って行き、型を作るのですが、この部分は型に出来ないとか、
この部分は生地が貼れないとか何度もデザインをやり直しで
物が出来るまで、こんな大変とわかりました。
 ある程度見込みが出来ると型作りで、FRP屋ががんばる訳ですが、
出来上がり、物を合わすとまた、不具合が出来、
やり直しなんですよ!
  両者の言い分を話し合い、そしてまた作る訳なんですが

FRP屋さん、やってくれました!!!!
 
「お前、これ、バンパーの型より大変やど、」

そうなんです、この小さいのに、割り型整形でそれも3から5分割で、
そして、出来上がってくるのが下の製品で
                                    

この、なんてこと無い物が出来るまでに、約10種類のマスター型で
その請求は何十万となっていました(泣)
 それを元にシビック EG EK インテ DC  サイバーCR-X
スカイライン、シルビアなど
要望のあったパネルの型作りです。
私は、これを認めてもらえるならと必死になって作りましたね~当時


しかし!!!

「その後 大森メーターが倒産!!!!!」

 なんと悲しい出来事が
取りつけるメーターがなくなり、このプロジェクトも終わり
残ったのは、もの凄い挫折感と整形よう型の
高額な請求書でした。(笑)

DC2
EG6
EF8
S15
EK9
ECR33
EF9


もう、忘れかけていた時、

「オートゲージMS45」とゆう45mmメーターの発売」

が目に止まりました、なんか、出来ないかと
懲りもしないで
不安と期待でそれまでの努力を実らしたい
思いで、メーターを即購入しFRP屋に行きました。

「これが新製品で出たメーターなんですが、つきますかね~」

返事は、 NO でした。
 それ専用の型を作り直さないと無理 !
まして、メーターが飛び出さないようには型では不可能だと・・・

また型代がかかるのかぁ~ もう無理だな~と諦めて帰りました。

2,3日考え、もう一度FRP屋へ、

私「あの~ここの部分厚く作れますか?」

FRP屋さん「それは可能だが、あとは手作業になるぞ!」

この際、手間かかけてでも、なんとか形にしたくお願いいました。

出来上がりの製品を手に、また困難な道のりがまっていました。(爆)

穴をくりぬき、リュウターとサンドペパーで整形して
 液体パテとまた耐水ペーパーで
何度も何度も繰り返し作業をし仮合わせで車両に着けたは手直しをし
 
写真で説明すると簡単なんですが、
この作業に約4日かかります。

最後に黒色でペイント 
メーターセットの場合いはメーターを取り付け 



ある時、初めてのお客様が別件で来たんですよ、
ちょうどその時、私はこのゲージポッドの作業をしていまして、
そのお客様が、
「用件は別なんですが、ここのその製品に非常に興味がありまして」
と話はじめました。

「 私は某大手メーカーで(H社の下請けのK社)設計をしていまして、
仕事上、いろんな物の製品の過程をよくかんがえるんですよ、
実は、ここのこの商品もなんで、この値段で、そして
設備も多分無いちっちゃな所で出来るか非常に疑問と思っていたんですよ、
「安心しました!」そんな手作業でやってるとは、
これが、機械で仮に大量生産でなくても、このデザインが、
出来る型を考えると、もの凄い高価な型で、それが個人商店でも可能な
ようでしたら、私達、設計するものはお手上げでしたよ」

私は作業を止め、この題でお客と朝まで話す事になりました(笑)
おわりにこの方が

 「私は購入の意思は無いですが、これを形にしたあなたの情熱はみとめますよ」(笑)

この時、はじめてこだわって、作ってきた甲斐があったなと思いました。

EF8用
DC2用

 それでこれがヒット商品になった訳でもなく、自己満足で終わっていくと思われるし
 これらの商品は沢山販売され、世の中に出回る事も今後無いと思います、

一生懸命なった思いでと、

もっともっと MAED IN JAPAN

今の時代にちょとした反発と

なんかいい方法は見えないか?との思いで

長々つづりました。


これは、マレーシアに行ったけな~(大森メーター仕様)
取り付けなど説明しょうと、購入先まで手渡しで持って行き、お客様と合うと
「これは、マレーシアからの注文で、私が代理であなたから買いました。」
貿易会社の方で日本語が通じにくく、寂しい思いで帰ったな~
 アメリカに送った、商品もありました。(オートゲージ仕様)
左ハンドルに付き、「私はびっくり大喜び」!!
メールで「取り付けはスムーズに出来た!でも
メーターの表示が日本とアメリカで違う!すこし戸惑うと、」
なにが違う???
あ、そうか 摂氏と華氏か
これも世界を知るひとつでした。
 その後、アメリカからのメールは、やはり物価の違いで
「100ドルが限界だよ」と
これも悩みのいとつでしたね~

最後に、商品とは売れてなんぼと私も分からんでもないです。
しかし、これぞ「日本人」、いや 自分でこれは「他人に真似できないだろう」と発想のもと

情熱を燃やし!


生きてもいいのではないでしょうかね~

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