2020年2月13日木曜日

PORSCHE 911Carrera 4S 車両形式 997 ①

ポルシェ 911カレラ4S
車両形式 GH-997M9701
エンジン形式 M9701
トランスミッション AT
この車両のエンジンのオーバーホール作業です。

同じ車両なのですが、以前シリンダーの摩耗で打音が出てるのを
ピストン交換で修理したことのある車両です。

その後3万キロほどの走行でまた、打音が出だしたと、
再びエンジン修理作業です。

ちょと困った車で流石に泣きが入る車です。
もう一年ほどお預かりで時間の空いた時に作業するもんだから、
なかなかおわりません。(大汗)斉藤さんごめんなさい

この車両だけじゃなくて、ポルシェ997型M9170エンジンは
ピストンの摩耗による打音のトラブルが多くお困りの方が多くおられるようで
前回にアップした時は原因はなんでしょうか?
と多く問い合わせがありました。
原因は分からないのですが、修理方法が多くあるようで、
一番多い方法は純正新品エンジンへ交換のようです。
しかし、また6万から8万キロでピストン摩耗で打音が出るようです。

今回の修理作業で選択した方法は、シリンダーライナーの交換を
選択しました。
写真では分かりにくいのですが、元のシリンダーライナーを一度
削除して剛性の高いライナーを入れ替えます。
3気筒に見えるのですが、これは片側のシリンダーブロックで
クランクシャフトを挟み抱き合わせの水平対向エンジン6気筒です。
6気筒を加工します。

ピストンはスタンダードサイズの純正マーレ製ピストンです。


つづく



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